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メソッド

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英語で書けるようになる方法 part 9 それがなぜ大事なのか考えよう

効率良く情報発信するために、「part 8 逆説的な表現を避けよう」の文章を整理しましょう。受け身に関するコンセプトで目立つのはshock, injury, dangerous。大きくまとめると “危険性” です。これを主題と結びつけると、「受け身ができないのは危険」になります。

これを逆説的な表現ではなく、肯定的な表現にしましょう    Ukemi keeps you safe    「受け身をすれば、安全でいられる」これをもとにライティングすれば、後の説明も書きやすくなり以下のようになります。

Ukemi is a basic Judo technique that keeps your body safe. It is the act of slapping the tatami, which minimizes the shock and pain inflicted on your body, after being thrown by your opponent. The trick is to surrender yourself to your opponent’s throw once your feet leave the ground. Otherwise, resisting it would make your body rigid, which is dangerous since the contact with the tatami will be awkward. In the worst-case scenario you could break your neck.

これだけの文字数で受け身の全てを説明しきれたわけではありませんが、受け身そのものの説明としては、こちらがより上手く機能しているのがお分かりでしょうか。




原文では、最初のセンテンスの主語が Ukemi でありながら、それ以降のセンテンスは二人称(You)で書かれていたため、受け身そのものから柔道習得プロセスへと迂遠な流れになりました。

一方で上記の文章は、受け身にフォーカスしています。最初の二つのセンテンスの主語は Ukemi, Itと、どちらも “受け身” ですし、The trick というのも「(受け身の)コツ」という意味で統一されています。

また後半部分では例証も交えて、原文よりも具体的に「受け身ができないことの危険性」を説明しています。もしかすると、なんでプロセスの説明を省いたんだ!プロセスも重要だ!とお思いの方もいるかもしれません。しかし、この文章の主題は “プロセス” ではなく、“受け身”です。プロセスについて書きたいのなら、プロセスを主題にしてまた別の英文を書くべきでしょう。

原文の冒頭に “very important” という表現があるように、“重要” や “大事” という言葉を使いたい気持ちは理解できます。しかし、これからライティングするときは important という言葉を使う前にこう自問してください。Why is it important?    なぜ大事なのか?

これをじっくり考えてから論理的な説明を行えば、わざわざ言葉にしなくても相手に伝わります。これから英語力を上げるためにも、始めの間は important という言葉に頼りすぎないようにしましょう。

Category:メソッド,ライティング

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