
親子でモンスターズ・ユニバーシティを見よう
2015.11.06
今回ご紹介したいのは、モンスターズ・ユニバーシティ。2001年公開のモンスターズ・インクの前日譚です。マイクとサリーが大学でどのように初めて出会ったのかが描かれています。
辻褄のあわないセリフ?
モンスターズ・インクをちゃんと見た人なら、あれっ?と思ったかもしれません。モンスターズ・インクにはこんなセリフがあります。
You’ve been jealous of my good looks since the fourth grade.
これはマイクがサリーに向かって言ったセリフです。「君は4年生の頃から僕の美貌に嫉妬してきた」という意味なので、二人は小学生の頃からの友達じゃなかったのでは?と言いたいところですが、今作の監督によると、それはモンスター世界ならでは “言い回し” だそうです。ここは大目に見てあげましょう。
小学生でも聞き取れるはずの英単語
さて、英語や英会話を勉強している小学生や中学生なら、最初の1分半で以下の単語を聞き取れると思います。
bone, just missing, no, remember, rules, say, scared
また、脚本はここで読むことができます。
これまで14回にわたって、ピクサーの長編映画を紹介してきましたが、いかがでしたか。
せっかく外国人講師のいる英語教室や英会話教室に通っていても、彼らの英語をなんとなく聞き流しているだけで、集中して聞いている小学生や中学生は少ないのが現実です。とくにグループレッスンだと先生の言っていることを理解していなくても、周りと同じようにしていれば大丈夫な側面があります。
集中して聞くことが大事
英語や英会話の上達は、結局のところは本人のモチベーションによって左右されるのですが、リスニングにおいて重要なのはとにかく集中することです。
大人も子供も、英語はなんとなく聞いているだけで、自然に理解できるようになると思っている方が多いのですが、それは間違いです。たしかに最初の間は速すぎて何を言っているのかわかりません。しかし、そこから知っている単語を一つ、二つ、そしてもっと聞き取れるようになって初めてセンテンスが理解できるようになるのです。
少しずつレベルを上げていこう
もちろん最初からすべてを理解するのは無理ですが、英会話ができる人もみんな初めはそういうステップを踏んで上達していきます。だからわからない単語が出てきた瞬間、諦めてしまってはダメです。
このコラムでは、家でもできる英語の訓練としてピクサー作品の冒頭で聞き取ってほしい単語をリストアップしてきました。このシリーズはこれからも続けていく予定です。インサイド・ヘッドもいずれカバーします。これは大人でもできるからぜひ挑戦してください。
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