
金融英語 LongとShortの違いと使い方
2017.03.22
Long は英語で「長い」を意味し、short は「短い」を意味する単語です。しかし、金融の世界では全然違う意味になります。それでは意味と例文をみてみましょう。
Long とは、値上がりを見込んで株などの金融商品を購入もしくは保有することです。Long は以下のような使い方ができます。
① Karen has a long position in Twitter.
② I’m buying long.
③ I’m long Apple stock.
④ John is going long on Facebook.
①は「カレンは(値上がりすることを見込んで)ツイッターの株を持っている」という意味になります。②は「私は(株の値上がりを期待して)買っている」という強気な感じになります。③の意味は「私は(値上がりを見込んで)アップルの株を保有している」です。
④は「ジョンはフェイスブックの株を(値上がりすることを期待して)買っている」もしくは「ジョンはフェイスブックの株を保有している」という意味になります。
Short は long とは反対に、株などが値下がりすることを見込んで、ブローカーから株を借りて売却し、それが安くなってから買い戻すことで利益を得ることです。つまり short とは「空売り」です。Short は以下のような使い方ができます。
① Tom has a short position in Tesla.
② Tom is short Tesla.
③ He sold short.
④ I’m going short on Microsoft.
⑤ I will short Microsoft.
①の short position とは、株を借りて売却しながらも、それを買い戻していない状態のことです。また、①と②の表現は違いますが、意味は同じです。
③の意味は「彼は空売りをした」であり、④は「私はマイクロソフトの株を空売りする」という意味です。⑤は「私は(これから)マイクロソフトの株を空売りする」です。
ここで紹介した long と short は金融用語です。金融と接点のない人はまず使いません。日常会話では通じないので注意してください。
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