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「My」の便利な使い方

my

マイバッグ、マイカー、マイホームなど、my といえば物に対して使うイメージが強いのではないでしょうか。しかし、自分が深く関わっている対象であれば、my  は物以外に対しても使える便利な言葉です。

例えば、外国の友達とハワイで会う約束をしていたとしましょう。が、自分が乗るはずの日本発ハワイ行きのフライトがキャンセルになった。このシチュエーションで my を使えていない人は、

The flight to Hawaii was canceled.

とメールやテキストメッセージに書いてしまいます。でも印象としては他人事のようです。ここは、

My flight got canceled.

と書くべきでしょう。ハワイで待ち合わせをしているのなら、ハワイ行きであることをわざわざ言わなくても、このコンテクストなら「私のフライト」で通じます。物事の背景がはっきりしていれば my を使うことで説明を省けるのです。

また、相手側も「ハワイ行きのフライトがキャンセルされた」という客観的事実よりも「Aさんのフライトがキャンセルされてしまった」というパーソナルな認識が強まります。少しではありますが、自分を中心に据えたアプローチで書くことで共感を得られやすくなるのです。

My  は人物に対しても使えますが、日本人はあまり my を使わない傾向にあると思います。例えば、外国の友達と話していて、自分に対して何かコメントされたとしましょう。仮にそのコメントが会社の上司に言われたことと同じだったとして、

そういえばさあ、このまえ会社で同じこと言われたんだよ

と英語で言ったとします。そしてその友達に「会社の誰に言われたの?」と聞かれたとします。My を使い慣れていない人なら、ここで ”the boss” か ”company’s boss” と答えるかもしれません。”The boss” と言うのは間違いではないですが、the には何かを特定するニュアンスがあり、十分に「上司」の話が発展していない中で the を使うと「その上司」と限定した表現になるのでやや不自然です。また、”company’s boss” というのは会長クラスの人物を指すので間違いです。

My boss というのが一番自然な表現です。おそらく上司に対して my を使うことに抵抗のある人は、目上の人なのに“所有”を示唆する言葉を使うのに違和感があるのだと思いますが、“所有”ではなく“自分に深く関わっている”というニュアンスで捉えるべきです。あるいは「うちの上司」「うちの会社」などで使う「うちの」という意味で考えたら良いと思います。

この他にも、自分がお世話になっている医者や教授について述べる時も my を使えば、細かい説明も省けてスムーズに話が進みます。医者に対して my を使ったところで「あなたには専属医がいるのですか?」と思う人はいません。

The professor gave me an A+. → My professor gave me an A+.
The doctor told me to quit smoking. → My doctor told me to quit smoking.

My は営為に対しても使えます。The を使った以下の文章に問題があるわけではありませんが、

I have to prepare for the wedding.
I have to get ready for the job interview.
I have to diversify the investments.
I have to send in the report.

もしもこれらすべてを自分が行うのであれば、my に変えたほうが相手側からして「Aさんの結婚式」「Aさんが受ける面接」「Aさんの資産」「Aさんが送らなければならないレポート」というパーソナルな認識が強まります。

I have to prepare for my wedding.
I have to get ready for my job interview.
I have to diversify my investments.
I have to send in my report.

今回ご紹介した my の使い方はカジュアルなコミュニケーションにおいては小さな要素かもしれませんが、メールを書くときであれ、英会話をするときであれ、my を使う頻度があまりに少ないと全てにおいて“他人事”の印象が強くなります。意図せぬ冷たい印象を与えないためにも my をたびたび使うことをお勧めします。

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