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オーパス英語学院

コラム:オーパス通信

Spreading the Word

furtherとfurthermoreとmoreoverの違い 英語力を上げるには? Vol.4 

2014.11.10

further

「さらに」に相応する英語表現は色々ありますが、そこで迷ってしまうのがfurther, furthermore, moreover の使い分けかもしれません。それでは、まず further から見てみましょう。

I would like to discuss this matter further.

This study requires further research.

Add soy sauce and cook for a further five minutes.

これは moreover や furthermore とは全く別の使い方をします。further は物理的な距離をさす farther と似ていますが、further は比喩的な距離をさします。これは他動詞、形容詞、副詞として使うので、センテンスの頭にくるパターンは現代文ではあまり目にしません。一方、センテンスの頭に使うことの多い言葉が moreover とfurthermore です。

            ① Moreover, he faced a tough challenge in Germany.

            ② Furthermore, this analysis demonstrates the rise in productivity.

この二つの言葉は、文頭で「However,」を使うときのように、単語のあとにコンマを足すほうが読み易いでしょう。特定の主張を強調させるために、セミコロンと併せてセンテンスの途中(midsentence)でmoreoverとfurthermoreを使うこともできますが、これは比較的高度な使い方なので別の機会に紹介します。

また、①と②のセンテンスの moreover と furthermore を入れ替えても、意味はほぼ同じなので問題ありません。しかし、同じ段落のなかで moreover と furthermore を両方とも使うとすれば、furthermore を後に使うべきでしょう。

furthermore は新しい情報や視点を文章中に導入するためにも使えるので、段落の真ん中で新しい論点を持ち込んで文脈を乱すよりも、後半に「さらに〜」と付け加える方が理にかなっていると言えます。

この考え方も絶対ではないので、人それぞれで良いとは思いますが、重要なのは最も伝わりやすい言葉や表現が何か考えることです。覚えたての言葉を脈略もなく無理して使うよりも、本当に必要な時に使うのが失敗の少ない使い方ではないでしょうか。

Category:コラム:オーパス通信,単語の使い方

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