子供留学にこだわる必要はない
2017.05.01
小学生向けの留学にはさまざまなスタイルがあります。一口に留学といっても、現地(英語圏)の子供との交流があるものから、非英語圏の外国人同士で触れ合うだけの留学もあります。また、最近では親子で海外にいく親子留学もあります。中には子供留学とは名ばかりで、リゾート地で遊ぶだけのものもありますが。
大事なのは、お子様に何をどのように学んで欲しいのかなど、留学の目的をはっきりさせてプログラムを選ぶことです。
親戚に協力してもらってコスト削減
もし英語圏にお住まいのご親戚やお友達がいらっしゃるのなら、そこにお子様だけを預ける、というのも一つの手です。姪や甥など、現地で育っている子供と交流することで英語の勉強になります。
子供の間に親元を離れて海外にいくのは良い人生経験になると思いますし、留学よりもコストが安くなります。小学生をひとり海外に送るのは怖いかもしれないので、中学生になってからの方がお母様としては安心かもしれませんが。
ちなみに私は、中学の頃に弟と二人だけで飛行機に乗り、アメリカで親戚のお世話になりました。
子供の異文化交流は国内でも可能
景気が良かった頃の日本には、英語圏の外国人の家族がたくさん住んでいたので、子供留学をさせなくても異文化交流が可能でした。私の場合は父がアメリカ人だったのもあり、神戸に転勤していたアメリカ人家族との交流がありました。今思えば、同い年の白人や黒人の子供と一緒に遊んだことは、貴重な体験だったのかもしれません。
しかし今では昔に比べて、日本に家族同伴で転勤する英語圏の人たちが格段と減っているため、日本国内でネイティブの子供と触れ合う機会は稀でしょう。しかし、米軍基地ならアメリカ人の子供がいます。沖縄や横浜の基地では交流プログラムもあります。
急いで子供留学をする必要はない
しかし、そもそも子供留学にこだわらなくても、何年か待って中学や高校に入れば、夏休みの海外ホームステイのプログラムも体験できます。
結局のところ、子供留学をさせたいお母様の多くは、「大人の外国人講師ではなく、息子や娘と同年代のネイティブの子供との触れ合いを体験させてあげたい」という思いが強いのですが、どうしても「外国人との触れ合い」を子供の間に経験させないといけない理由はありません。
まとめ
とにかく子供留学といっても様々なスタイルがあります。興味のある方は色々調べてみてください。そして前述のように意図をはっきりさせて、目的にあったプログラムを選びましょう。また、海外に親戚がいる人はぜひ協力してもらいましょう。
Category:コラム:オーパス通信,子供の英語教育