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オーパス英語学院

コラム:オーパス通信

Spreading the Word

becauseとsinceの違い 英語力を上げるには? Vol.5 

2014.11.13

Because と since は同じように使っていいのか?

二つの語源は全く違いますが、どちらも文中で何かの原因を導入するときに使われる従位接続詞であるため、区別が曖昧になってきています。

下記の例をみても分かるように、because を使っても since を使ってもほとんど意味は同じです。

① Tim needs to find an apartment with a decent kitchen because he likes to cook.

② Since Tim likes to cook, he needs to find an apartment with a decent kitchen.

しかし、この二つのセンテンスが使われるシチュエーションには若干の違いがあります。①は読み手や聞き手が「ティムは料理をすることが好きだ」ということを知っていない場合、また、②は「ティムは料理をすることが好きだ」ということを知っている場合です。

①で紹介されるのは未知の情報であり、②とは対照的に because の位置は後半にあるので、何かの “原因” としての印象が強調されます。一方で since は既知の情報に対して使います。よって①と比べると、センテンスにおいてこの “原因” は大きなウェートは占めないのです。

それでは、冒頭の質問に戻りましょう。because と since は同じように使っていいのか?曖昧に聞こえるかもしれませんが、あなた次第です。使い分けられる自信があるなら使い分けたら良いでしょう。

しかし、使い分けられなくても問題はありません。日常の英会話では同じように使われていますし、無理にこだわらなくても大丈夫です。英語圏の出版会社によっては社内ルールとして、since と because を同じように使ってはいけない、という決まりがあるようですし、学校によってもそのような指導があるようです。

あなたが英語圏の出版会社や教育機関などに属していたり、なんらかの関わりを持っているのなら、きっちりと組織の規則を守るべきですが、そうでない場合は気にする必要はないと思います。

一番安全なのは、何かの原因について述べるときは because しか使わず、時間の経過について述べるときにしか since を使わない、と決めることです。英語圏で実際に生活すれば、頭でわかっていなくても、なんとなく使い分けができていたりもしますが、日本で生活する場合はそのような状況はあまりないので難しいでしょう。

一定の読書量を保てばカバーできるとは思いますが、細かい指摘をされたくないのであれば同じように使わないことが安全策だと言えます。

Category:コラム:オーパス通信,単語の使い方

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