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トランプで学ぶso thatの構文

この映像を見てください。
「壁」についてトランプが何と言っているか聞き取れますか?


過去にも説明したように、トランプの英語は小学4年生レベルだと言われています。だから英語のリスニングをするにしても、オバマよりも何倍も簡単です。

トランプは36秒目に下記のように言いました。

That wall will go up so fast your head will spin.

このセンテンスで省略されている that を足せばわかりやすいかもしれません。

That wall will go up so fast (that) your head will spin.

「あの壁」とはトランプがメキシコとの国境に作ろうとしている壁です。つまり「あの壁はあまりに速く築き上がるから、君たちはびっくりするだろう」と言っているのです。皆さんもこの威勢のいいセリフに爆笑しましたか?それとも背筋が凍りましたか?

ところで、おわかりでしょうか。これは so that の構文です。「あまりに A だから、B になった」という意味です。

So + 形容詞 or 副詞 + that

My friend walked so quickly that I couldn’t keep up with him.

私の友達はあまりに速く歩くのでついていけなかった。

トランプは so thatの構文 が好きなのでしょうか、他にも似たような発言をしています。

 “We will get rid of ISIS so fast that your head will spin.”今年4月

「俺たちはあまりに速くイスラム国を一掃するから、君はびっくりするだろう」

“That wall will go up so fast and be so big and powerful and as good looking as we can make it that your head will spin.” (18秒のセリフに注目。発言は今年7月)

「あの壁をあまりに速く築き上げて、あまりに大きくして、あまりにパワフルにして、可能な限り美しくするから、君たちはびっくりするだろう」

So thatの構文を使うときのポイント

So thatの構文に限らず、いかなる構文を使うときにも大事なのは、自分の主張したいポイントを明確にすること、そしてなるべくシンプルかつ具体的な表現にすることです。

これに気をつけないと文法的に正しい表現ができても、自分の意図したニュアンスでは伝わりません。たとえば、

           The sake was so good that I got drunk.

このセンテンスでも十分意味は通じます。So that の使い方も問題ありません。ただ、もし「日本酒が飲みやすいからどんどん飲んで酔っ払ってしまった」というつもりで言ったのであれば、その細かいニュアンスは伝わっていない可能性がかなり高いと言えます。




そのセリフを聞いた英語圏の人なら「日本酒のアルコール度数が高かったから君は酔っぱらったの?」と思うかもしれません。なぜなら good だけでは「お酒が飲みやすい」という意味にはならないからです。

自分の思いを正確に伝えたいのであれば、まずは「お酒の美味しさ」か「お酒の飲みやすさ」を説明してから、酔っ払ってしまったことを説明すべきでしょう。

 The sake was so good that we had to order more.

② The sake was so smooth that I drank it like water.

①は日本酒をお店で飲んだ場合で、日本酒の「美味しさ」に焦点を定めています。「お酒が美味しかったから、みんなで追加を頼まないといけなかった」という意味です。

②は「飲みやすさ」にフォーカスしています。「日本酒がスムーズすぎて水のように飲んでしまった」という意味です。

酔っ払ったことについて述べるのなら、①と②のセンテンスに「and I got drunk」か「and we got drunk」を足せばいいでしょう。

ちなみにべろんべろんに酔うことをスラングで、「I got wasted」や「we got hammered」と言います。

まとめ

このように「so thatの構文」と聞けば堅苦しい感じがしますが、実際には日常的な表現です。自分の言いたいことのポイントを絞り、that のあとに来る結果の部分を、シンプルでわかりやすくすることを心がけてください。

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