英会話のマスターはライティングから|神戸 オーパス英語学院

Spreading the Wordコラム:オーパス通信

コラム:オーパス通信 TOP > 英語で書くときはシンプルに

英語で書くときはシンプルに

simple-1

英文ライティングを始めてすぐの間は、日本語を英訳するようにして書くしか方法はないのですが、レベルが上がれば大部分を英語だけで考えることができるようになります。

つまり日本語の力を借りる機会が減るわけですが、英語の上達とともに出てくるかもしれないのが「高度な表現をしたい」という気持ちです。

もちろん向上心は大事です。しかし、その一方で気をつけないといけないのは、日本語と英語の違いです。

高度な表現とは?

そもそも高度な表現というのは、複雑な情報を言葉にするからこそ高度な表現になるのですが、無闇に形から入ってしまうと使う必要のない言葉を選択する恐れがあります。

そして微妙なのが、何を高度な表現と思うかです。日本の美的感覚からすると “繊細” や “上品” はレベルの高い概念かもしれませんが、この感覚を英文ライティング、とくにアカデミック・ライティングに持ち込むと、自然な英語の流れに逆らうことで文法ミスに繋がります。

また、そもそも “繊細さ” とは何でしょうか。すでに頭にある具体的なイメージを英語にするのなら、的確さや正確さという意味での “繊細さ” が必要ですが、具体性のないまま “繊細さ” を演出するのは無意味な装飾です。

同じことは “上品” という感覚に対しても言えます。上品なことを知っていれば、外国人の友達とのメールで上品なことを書けますが、アカデミック・ライティングにおいて上品さを出すのは言葉を濁すことや無駄な装飾を意味します。

英文ライティングで目指すべきなのは “シンプル” です。日本の感覚では「シンプル=単純=ダメ」という固定観念があるかもしれません。

Simple is beautiful

が、シンプルであることに何の問題もありません。むしろ英語で書くときは、シンプルは美しいと思うほうが良いでしょう。とくに日本語はもともと遠回しな表現が多い言語なので、英語を使うときでも婉曲なのが日本人の特徴ですが、これだと直球すぎないか?と心配になるぐらいでちょうど良いと思います。

また一貫性という意味においても、内容はシンプルに書くべきです。よくTOEFLや英語圏の大学で問われるのが「賛成か?反対か?」という質問ですが、このように立場を明確にして書くタイプの作文は、苦手な人が多いかと思います。

二元論は単純だと思う人もなかにはいるかもしれませんが、とりあえず頭の体操としても二元論的思考はできるようになった方が良いと思います。

シンプルな問いかけに対してシンプルな回答を提示できるようにならないと、自分でいずれ設定する複雑な質問に答えられなくなるからです。まずはシンプルな質問を通して論点をフレームする力を身につけないと、あとでスケールの大きな問題に取り組むことができなくなります。

これらの主張に対してよく耳にするのが、「だけど日本人の価値観は違うのだから、日本の価値観で英語を使ってもいいじゃないか」という反論です。

「シンプル」は効果的なコミュニケーションにつながる

たしかにそうかもしれません。しかし、英語を使うときは英語のルールを守るほうが、コミュニケーションが円滑にすすむ可能性が高いと言えます。英語圏の出身者だけでなく、英語で教育を受けた外国人もそのルールを守っているからです。

せっかく英語や英会話を勉強しているのなら、英語のコミュニケーションを成立させる確率を上げておきたいとは思いませんか?

自分は日本人だからという理由で、何らかの自己規制をかけるのではなく、英語のコミュニケーションにおいて何が一番効果的なのかと考えたら、実践的な英文ライティング力も英語力もあがると思います。

LINEで送る

Category:TOEFL対策,エッセイ,コラム:オーパス通信,留学