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自動翻訳機 = 言語の電卓


最近、自動翻訳機についてどう思うか、と聞かれることがあるのでお答えしようと思います。たしかに自動翻訳機は便利なツールです。しかし、けっして万能プログラムではありません。

そもそも自動翻訳機は発展段階にあります。(ここからは英語と日本語だけに話をしぼりますが)たとえばグーグル 翻訳に「仕事は大変ですか。」と入れると、「Is the very work.」と変換されます。

is the very work

日本語と英語では主語の設定パターンが違うので、うまく英訳されないのです。これは2015年2月時点の結果なので、来月には技術が向上しているかもしれませんが、自動翻訳機を使いこなすには「英訳しやすい日本語」を入力する必要があると言えます。しかし、これも基本的な英語の知識があって初めてできることでしょう。

自動翻訳機は、あくまで電卓のようなツールとして考えるべきです。ここで突然の質問ですが、今夜5人で鍋をすることになったと決まったら、予算はどうやって考えるでしょうか。

具材は最低でも5種類はほしい。これを5人分・・・出汁をとるために昆布も買わないといけないし、飲み物もいる。消費税もかかる・・・と最終的に電卓で計算するまでに、足し算と掛け算の知識が必要なのは勿論ですが、そもそも鍋をするのに必要なものが何かわかっていないと、話が始まらないのは明らかだと思います。

自動翻訳機もこれと同じです。自動翻訳機をつかって誰かと話す場合であれ、メールで連絡をとりあう場合であれ、自分側と相手側の要求・行動・感情など、相手を読み取る力とそれに対応する思考、いわゆるコミュニケーション能力が求められます。そして無論そこに登場する話題の知識も大事です。すなわち、自動翻訳機があっても思考力が乏しければ、意思疎通が滞ってしまう可能性が大きいのです。

電卓を使うのに算数の基本が必須なのと同じように、自動翻訳機も(英語を使うのであれば)英語と日本語の基礎力が必要です。自動翻訳機は魔法のプログラムではなく、言語の電卓と考えるべきでしょう。

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