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「ブリッジ・オブ・スパイ」の予告編を見て、英会話の力を上げよう

今回ご覧になって頂きたいのは、「ブリッジ・オブ・スパイ」(原題 Bridge of Spies)の予告編です。

「ブリッジ・オブ・スパイ」はスティーブン・スピルバーグ監督の最新作。スピルバーグといえば、E.T., インディ・ジョーンズ、ジュラシックパークなど、ファンタジーや冒険活劇の巨匠というイメージが根強く残っていますが、彼も今年で70歳。いつまでもアクションものを撮り続ける願望はないようです。彼はガーディアン紙のインタビューでこう言っています。

“I knew I could do the action in my sleep at this point in my career… [the action] doesn’t attract me any more.

「キャリアにおいてここまで来ると、アクション(シーンの演出)なんて寝ながらできるほど簡単だよ。アクションに魅力を感じないようになったんだ」

事実、スピルバーグの前作は「リンカーン」(2012)という舞台劇のような映画でした。そのタイトルからして公開当時は多くの人が、それがリンカーン大統領の伝記映画だという誤った先入観を持って鑑賞したようですが、実際には合衆国憲法修正案が議会で可決されるまでの過程が重点的に描かれていました。リンカーンは登場人物の一人に過ぎず、法廷ものに近い、いわば “議会もの” だったのです。

これから見る予告編の1分59秒目に “Constitution is what makes us Americans.”(「合衆国憲法こそが我々をアメリカ人にするのだ」)というセリフがチラッと聞こえるように、スピルバーグは前作に引き続き、国の根本に触れるようなストリーリーに魅力を感じているのかもしれません。

それでは予告編を見てみましょう。


主演は「プライベート・ライアン」、「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」、「ターミナル」に続いて4度目の出演となるトム・ハンクスであるのは一目瞭然だと思いますが、彼の役柄は理解できましたか?

今回の英語トレーラーは情報量が多いかもしれませんが、短い英語のセリフも多いので頑張って何回も聞いてください。

トム・ハンクスが演じるキャラクターの職業は、57秒目でわかります。彼は “I’m an insurance lawyer (保険弁護士).”と言います。映像では、小学校で核実験のフィルムを見るシーンがあったりソ連の旗も映るので、これが冷戦時代であることは察しがつくと思いますが、トム・ハンクスは何をするのでしょうか。




それは36秒目で説明されます。

“We’ve got a soviet spy… but there’s a wrinkle…They’ve got our spy pilot with a head full of classified information. The Russians want their man back before he cracks. They want you to negotiate the swap.”

「我々はソビエトのスパイを捕まえた。しかし問題がある。頭いっぱいの機密情報をもった我々のスパイ・パイロットが捕らえられてしまった。ロシア人たちは、彼が口を割ってしまう前に仲間を引き渡してほしいそうだ。彼らは君に囚人交換の交渉をして欲しいんだ」

* wrinkle という言葉には皺(しわ)という意味がありますが、 minor difficulty という意味もあります。

おわかりですか?トム・ハンクスに交渉を依頼しているtheyが具体的に誰なのかはこの予告編では不明瞭ですが、予告編の冒頭で取り押さえられたメガネの男(マーク・ライランス)と撃墜された偵察機のパイロット(オースティン・ストウェル)のスパイ交換を行うのが、トム・ハンクスの役柄です。

これはinspired by true eventsなので、どこまでが本当に起きたことなのかは定かではありませんが、評判は上々です。スピルバーグの円熟した職人技によって、単純なアメリカ万歳映画に陥らない素晴らしい物語になっていると、ある批評家も言っています。

「ブリッジ・オブ・スパイ」はレンタル中です。

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