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意味のわからない英文を訳すときのポイント

dontknowwhattodo

このコラムでは、英文を読むときは日本語に直さず、なるべく英語のままで理解すべきだと訴えてきましたが、やはり結局のところどうしても分からない時は日本語になおすしか方法はありません。

とくに、十分な予備知識がない状態で英語の論文や専門書を読むのは大変です。なんとなく言葉は理解できても内容そのものは日本語に変換しないと実感をもってイメージできない場合もあるかと思います。

この変換作業を楽しいと思う人がいれば、苦手だと思う人もいますが、苦手だと思うのには原因があります。それは、すべて頭のなかで行おうとするからです。英語力のベースがスピーキングや英会話である人ほど音のイメージが中心になっているので、書いてから考えるという選択肢がないのです。

すべて頭のなかで訳すのは、難しい数式を暗算で解こうとするようなもの。経験がつけば難しい英文も考えるだけで日本語に直せるかもしれませんが、最初のうちは紙やパソコンを使って実際に書いて、文字を可視化しながら考えるべきです。今回のコラムは、意味の分からないセンテンスを訳すときの3つのポイントを解説したいと思います。

ポイント① 主語を特定しよう

ポイント①は、主語の特定です。当たり前のことだと思うかもしれませんが、文字として可視化せずに “なんとなく” 考えている人は、細かいところまで理解できていない場合がよくあります。

英語で書かれたセンテンスの内容を、実感をもってイメージできる日本語に直すには、もともとのセンテンスの主語だけではなく、一つの和文として直したときの主語がどれになるのかも判断しなければなりません。(このためのテクニックは、ポイント②で説明します。)




これがわからないときは消去法で考えましょう。すでに意味のわかっている品詞から一つずつ候補を消していけば、名詞・代名詞・動名詞など主語となる単語にたどり着けます。また、単語の最後に s があれば、それが複数形の s か動詞の s か形容詞の s かと、文脈と照らし合わせて考えるだけでも主語を特定するきっかけになります。

varies    動詞

hives     複数形(名詞)

suspicious  形容詞

でもそもそも単語の原型を知らなければ手持ちの辞書でひくこともできません。ネットで調べましょう。手っ取り早いのは日本のサイトで調べることですが、有料版でしか例文の閲覧ができなかったり、例文があっても少なかったりします。

英語や画像でググろう

しかし、グーグルで ”use 〜 in a sentence” と英語で検索すれば、英語圏の無料サイトで確認できます。例えば、euphonious という言葉の用例を見たければ ”use euphonious in a sentence” で検索しましょう。

名詞の場合は日本語になっていない言葉もあります。これは英英辞書サイトで調べましょう。とくに日本では馴染みのない概念を表す言葉や医療などの専門用語の説明は、日本語よりも簡潔でわかりやすいと思います。

また英会話の力を上げたい人にも便利なのが、グーグルのイメージ検索です。商品名などの固有名詞は、日本語で調べても検索に引っかからなかったり、日本語の説明文があっても理解できないときがあります。

ところがイメージ検索ならすぐです。たとえば、half-moon spectacles をまず日本語で調べたら「半月形のメガネ」。メガネをかけない人は何のことだか分かりませんが、最初からグーグルでイメージ検索すれば一発です。

google image

ポイント② 節の関係性を理解しよう

ポイント②は、節の関係性を理解することです。接続詞が等位接続詞か従属接続詞であるか判断して、複数の節がどのように繋がっているか判断する必要があります。従属接続詞が使われている場合は、日本語に変換するときに節の順番を入れ替えないと意味が通じないときがあります。

文字の並べ替えに集中しすぎても不自然な日本語になることがあるので、声に出して読んでみましょう。声に出すうちに、頭のなかだけで考えたり書いたりするときとは別の感覚で、はっとひらめくでしょう。とくに日本語に直したときの主語の特定はこのやり方が効果的です。

それでもわからなかったらグーグル翻訳を利用しましょう。グーグル翻訳がいつも正しいわけではありませんが、ヒントを与えてくれるときがあります。意味のわからない英語を日本語で考えるのは頭のこんがらがる作業なので、フレッシュな視点を失うことでケアレスミスも犯してしまいますが、グーグル翻訳を利用すれば、節や単語の並び替えのオプションを与えてくれたり、見失っていた部分を教えてくれるときがあります。

ポイント③ まずは自分の頭で考えよう

このように様々なツールを使えば、意味のわからない英文も実感をもって理解できるような和文に書き換えることができますが、ポイント③として言えるのは、最初からグーグル翻訳に仕事を丸投げしないことです。道具の力を借りる気持ちでいきましょう。

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