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食べて、喋って、練習しよう! 楽しく英会話の力を上げる方法

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むかし中国人の方達と食事をする機会がありました。そこには日本人も何人かいました。お互いに相手の国の言葉は話せないので、コミュニケーションは英語です。一緒に日本食を頂くことになったのですが、さあ食べようとなったとき、ふと中国人の方がテーブルの焼き魚と味噌汁を指差して、“What’s this?” と聞きました。すると一緒にいた日本人の方はこう説明しました。

This is special Japanese fish, and that is special Japanese miso soup.

彼がここで説明しようとしていたのは、塩サバと赤味噌です。おそらく “日本食” であることをアピールしたかったのだと思いますが、もっと適切な説明ができたのではないでしょうか。

ボキャブラリーが少なくても、工夫しだいで的を射た説明はできます。サバは英語で mackerel ですが、別に英語名を知らなくても「これはサバという魚です。塩で調理しています」という簡潔な表現ができます。鯛ならまだしも、鯖を「特別な日本の魚」と表現するのは大げさでしょう。

更にサバは日本固有種ではなく世界中に生息する魚なので、仮に日本産であっても(地方独自の風習があるなら別ですが)“特別” や “特殊” とまではいかないと思います。

同様に、赤味噌を「特別な日本の味噌汁」と表現するのもいかがなものかと思います。おそらく中国人の方にとって興味深かったのは、赤味噌の色でしょう。一般的な淡色ではなく赤色なのが不思議だったのだと思います。色々な説明ができますが、答えの一つとして言えるのは「発酵工程の違い」です。

こうして考えると、

This is a fish called Saba. It’s cooked with salt. We call this dish ‘shio-saba.’

The miso looks red because the fermentation process is different.

 英会話の雰囲気を楽しみたいだけなら、真剣に考える必要はないかもしれません。しかし、英語のコミュニケーション能力を本当に上げたいのなら、予備知識・説明力・表現力、また相手を察することも必要です。

そしてもっとも重要なのが、練習だと言えます。何が伝わり、何が伝わらないのか。これを知るには試行錯誤が必要ですが、「食」は練習にぴったりのトピックです。

どんな練習でも最初は難しいものですが、英会話において困難なのは、共通の話題をみつけることだと言えます。音楽・映画・スポーツは趣味がはっきりしているので、これが少しでも合わないと会話が途切れてしまいますが、相手がよほど裕福でないかぎり「食」の話題は長続きすると思います。目の前の食べ物や飲み物だけについて話し合うのではなく、おすすめの店を紹介し合うのです。

例えば、おすすめのお寿司屋さんを紹介するとしましょう。この場合は、ただ単に “Kame-zushi is a great restaurant.” と言うのではなく、なぜそこが良いのか、他のお寿司屋さんとどう違うのか、相手が分かるように説明するのです。別にお寿司の“通”じゃなくても、以下のようなことを言えると思います。

  • いつも魚が新鮮   Their fish is always fresh.
  • ネタが大きい    The cut is big.
  • シャリが美味しい  The rice is good.
  • 大将が面白い    The (master) sushi chef is funny.
  • 安い        It’s cheep.
  • リーズナブルな価格  Their price is reasonable.

仮に英語名詞がわからなくても、日本語名詞の意味を英語で説明すれば、良い練習になります。また、仮に答えのわからない質問をされても、黙り込まず自分の予想を言ってみて下さい。

これに慣れてきたら相手に質問をしましょう。日本で美味しいと思う洋食やアジア料理を尋ねるのです。例えば、在日インド人の方に、

神戸で一番美味しいインド料理店はどこですか?

Which Indian restaurant do you think is the best in Kobe?

神戸で、本場の味だと思えるインド料理店はどこですか?

Which Indian restaurant do you think is the most authentic in Kobe?

と聞けば話も弾むでしょう。ただ、手当たり次第に外国人を練習台にするのではなく、真摯なコミュニケーションをはかって下さい。本当に知りたい気持ちを相手に伝えることが一番大事です。

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