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それは本当に差別ですか? クリティカルに考えよう

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最近、テレビやネットで有名人が、外国で差別を受けたとする話をよく耳にするようになりました。しかし、それは本当に差別と呼べるのでしょうか?

はたしてそれは差別でしょうか?

例えば、「税関で冷たい待遇を受けた」というのは差別ではありません。たしかに居心地は悪いかもしれません。しかし、税関の職員は国を守るためにただ仕事をしているだけです。もし英語圏の国に行くのなら、渡航目的ぐらいは英語で言えるように英会話の練習をしておくべきでしょう。

またよく聞くのは、「外国のレストランで差別を受けた」という話です。しかし、実態は「目があったのに無視された」という程度のもので、決してサービスを拒否されたわけではないのです。「座る場所を自分で決めさせてもらえない」というのもサービスの拒否ではありませんし日本でもあることです。

観光地ではよくあること

このような体験は、食べている場所にも関係しています。ホテルの一流レストランならまだしも、観光地で気軽に入れるレストランというのは、世界中から訪れる観光客に慣れています。

少々サービスが悪くても店を構えている場所が場所なので、適当なサービスでも観光客が減ることはなく、よっぽどのことがないかぎり店は潰れないので、サービスを提供する側も強気です。残念ですが、そのような場所で日本式の “気配り” を期待すること自体まちがっているのです。

そこでよく聞くのは「日本ならそんなサービスは、ぜったいにありえない」という反論ですが、本当にそうでしょうか?日本語を一言も話さない外国人に対してなら、日本でも同じことは起きます。相手が何を言ってるのかさっぱり分からないからです。

本当の差別とは?

本当の差別というのは、言葉の通じる客にサービスを拒否することです。例えば、アフリカ系アメリカ人は、ヨーロッパ系アメリカ人と同じ場所で水を飲んではいけない。ゲイの結婚式のためにウェディング・ケーキは作らない。これが真の差別だと言えます。

そもそも相手に用があるのなら、求めていることを言葉にして相手に伝えないといけません。もしもフランスで水を頼みたいなら、Je voudrais de l’eau. とフランス語で話して、英語圏でオーダーしたいのなら、We’re ready to order. とはっきり英会話をする必要があります。

もしも水が欲しいのなら、ちゃんと英語で May I have a glass of water please?

もっとオーダーしたいのなら、ちゃんと英語で We would like to order more food.

待っているだけでは何も始まらない

いつまでも黙って目だけで何かを訴えようとしても、外国人にテレパシーは通じません。「気づいているのに無視された」というのを差別と呼ぶのは見当違いです。仮に「気づいていただろ?」と英語で言っても What are you talking about? と反論されるでしょう。

このようなシチュエーションを防ぐために、レストランに行くのに慣れているアメリカ人が、よくすることがあります。それは、自分のテーブルを担当しているスタッフを名前で呼ぶことです。

オーダーを取りにきた人の名札をちゃんと見るか、ウェイトレスやウェイターの名前をあらかじめ聞いておくのです。ちゃんと Excuse me. と言っても、忙しいときは聞こえていないふりをされるときもありますが、John!  と名前で呼ぶと、相手もなかなか無視できません。

海外旅行をするときは、その国の簡単なフレーズぐらいは礼儀として知っておきましょう。

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