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stareとgazeの違い 英語力をあげるには? Vol.9

look

一口に「見る」といっても、英語には、look や seeなど「見ること」を表す動詞がいっぱいあります。なかでも区別しいくいのは、gaze と stareかもしれません。

これら二つの単語は、どちらも日本語訳では「凝視する」になっています。また英英辞書によっては、gaze と stare が“同義的”だと説明されていたり、二つの言葉を取り替えても同じように機能する(interchangeable)と説明されていたりもします。

しかし、これでは上手く使い分けられないので、例文で違いを解説したいと思います。




Gaze と stare は、どちらも驚きや、じっと見ることを意味しますが、区別の仕方としては、gaze には好奇心・興味・驚嘆など、よりポジティブな気持ちが入っています。

それでは、例文を見てみましょう

① He looked up and gazed at the stars.

彼は見上げて、星を凝視した。

② Emily lowered her gaze to look at the glass.

エミリーは視線(凝視)を落とし、グラスを見た。

①の訳は「凝視」としましたが、星空を見上げたときの“驚嘆”のニュアンスを想像できるでしょうか。

もう一つの特徴として言えるのは、gaze が名詞形で使われる頻度が、stare のそれよりも若干高いことです。

②の例文だけでは、いまいちピンとこないかもしれませんが、好きな相手を見つめるときに使う言葉も gaze です。女性が恋人を見つめてから、視線を下げてグラスを見た、と考えたら想像がつきやすいと思います。

一方で stare は gaze と比べると、ポジティブな気持ちが少ない場合に使うことが多いと思います。例えば、

③ I was at Kobe-Sannomiya station this afternoon, and I saw an old man taking a nap in a stroller. Everybody was staring at him.

この午後、私は神戸三宮駅にいたのですが、ベビーカーで昼寝をしている老人を見ました。みんな彼を凝視していました。

④ Linda stared at John since she couldn’t believe what he just said.

いま彼が言ったことを信じられず、リンダは彼を凝視した。

実際に③を想像すれば、「駅でみんながじろじろ見ていた」というシチュエーションになるのがお分かりでしょうか。この場面で stare ではなく、gaze を使う人は少ないでしょう。

④の場合は、ジョンの予想だにしない発言に、リンダはあっけにとられたので、目を見開いて彼を凝視しているのです。しかし、このセンテンスで gaze を使えば、ジョンの驚きの発言は、プロポーズなど何かポジティブなことだと捉える読者の方が多いでしょう。

他の表現として、stare の名詞形に cold や blank を足せば、cold stare(冷たい目つき)や blank stare(ぽかんとした目つき)という言い方もできます。Cold gaze, blank gaze という表現もできないことはありませんが、前者のほうが一般的だと言えます。

このように、微妙なニュアンスの違いがあるので、会話のシチュエーションや文脈に注意して読み比べてみてください。

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